オープンパスメソッドとは
私のボディワーカー歴がロルファーから始まっていますので、オープンパスメソッドがロルフィングの延長線上にあると思っていらっしゃる方々が多いようです。
実際は、主に膜組織を扱う(筋膜リリース法を一部利用する)という点が共通するくらいで、他は全く異なっています。
箇条書きにして何点か挙げてみましょう。
◇「クライアントセンタードに徹し、「レシピ」に基づいたセッションを行わない。
まずはクライアントさんが何について困っているのかを時間をかけて伺います。
訴えに基づいて筋膜リリース法やソマティクス(身体教育)を行うので、「今すぐ改善してほしい部分」にアプローチが可能です。
◇技術的に対象範囲が広く、例えば疼痛解消、美容系アプローチなども行う。
筋膜や、それに準ずる軟部組織が原因で起こる痛み、また癖になってしまった慢性的な痛みの改善例が数多くあります。
◇単発で受けることができる。また、施術回数の相談も可能である。
忙しい時間の合間をぬって10セッションを受けるのが難しい、遠方から通っている、自分に合ったテクニックかどうか確かめたいという方に最適です。
◇着衣で受けることができる。
安心感を持って施術をうけていただくことができます。
また、技術的な面からもロルフィングと異なる点がいくつもあります。
更に…
(これ以下は少し専門的になりますので、読み飛ばしていただいても構いません)
○130筋以上の筋肉、骨指標、血管、神経等の触察が確実に可能な技術を持っている。
そのため、主訴(クライアントさんの訴え)を改善に必要な筋肉を着実に探し当て、その筋肉を包んでいる深部筋膜をリリースし、楽な身体へと導きます。
○筋膜を多層的にとらえることにより、精確な施術を可能にしました。
筋膜は、表層/深層の2層では成り立っていません。
オープンパスメソッドや浅筋膜、深部筋膜、筋間中核など、筋膜の状態の多様性に対応したリリースを行います。
○身体的変化と、体性感覚の変化、副交感神経を高める施術を同時に行います。イーズポイントテクニックなど、副交感神経を高め、リラックス効果を促進するテクニックも併用します。身体構造や身体機能にも確実な長期的変化を起こします。
○中枢(脳)と末梢(筋膜)のどちらにも変化を起こします。
身体の指令を行う脳神経系の働きを重要視し、変化を一時的なものに留めません。
「できる」と言うボディワーカーも多いのですが、オープンパスでは、こうした技術の数々を動画で確認していただいています。